下肢静脈瘤と共に歩んできた男の日記

20歳の時に下肢静脈瘤になり、手術も数回経験した50歳男です。下肢静脈瘤になっての経験や、病気の特徴などを調べたことをマテめていきます。

ベテラン看護師さんと

入院生活は手術の前日からスタートしました。
 
なぜ当日ではなく、前日から入院しないといけないのかは、その時は今ひとつよくわかってなかったのですが、実は色々やることがありました。
 
 
色々あって、結果的には入院初日は珍事件が起こることになったのですが・・
 
 
確か、お昼ご飯を実家で食べてから、着替えなどをカバンに詰めて一人で歩いて病院に向かった覚えがあります。
 
なんやかんや手続きを終えて、楽な格好に着替えて、今後しばらくの間の棲家(?)となる病室でしばしゆっくりしていました。
 
 
夕方ごろになると、看護師さんに呼ばれ、何やら診察室に連れていかれました。
 
その病院には若い看護師さんもそこそこ居ましたが、その時は、看護師さんの中ではおそらく一番ベテランの看護師さんでした。
 
診察室に入るとそのベテラン看護師さんが
 
 
「明日手術する場所の毛を剃りますねぇ」
 
とおっしゃいます。
 
 
冷静に考えれば手術する箇所の毛を剃るのは当然だと分かりますが、その当時はそんなことを考えても居なかったので正直動揺しました。
 
と言うのは、明日手術する箇所は、一つひとつのメスを入れる傷は小さいものの、足のくるぶしあたりから、ふくらはぎ、太もも、そして足の付け根の鼠蹊部あたりまでと広範囲です。
 
必然的に毛を剃るのは足の先から、鼠蹊部あたりまで剃らなければなりません。
 
 
となると、服は上半身以外全て脱いで、いわゆる下半身全裸で、中心部のみタオルで隠されて毛を剃られました!
 
ベテランの看護師さんとは言え、女性です。
 
とても恥ずかしかったのを覚えてます。
 
 
看護師さんは慣れた手つきでサッサとぼくの足を剃っていきます。
 
ものの数分後には僕の左足から鼠蹊部まではツルツルになってしまいました!
 
 
なんか変な感じです\(^^)/
 
 
その後トイレに行くたびに、ツルツルになった自分の下半身を見て、情けないような気分になりました。
 
 
入院初日の一つ目の課題(剃毛)は無事終わりました。
 
なぜ若い看護師さんではなく、ベテランの看護師さんに呼ばれたのかは、ここで理解出来ました。
 
当時の僕は20歳。
 
もし、看護師さんも若かったらお互い恥ずかし過ぎますもんね\(^^)/
 
 
ベテランの看護師さんにサッサとしてもらえて良かったです。
 
 
 
さあ、入院初日の恥ずかしながらも軽めの課題の次に待って居たのは、少し痛めの課題でした。
 
 
明日の手術をやりやすくするためなのでしょうが、血管増幅剤を投与されました。
 
 
血管増幅剤と言うのは合ってるかどうか分かりません(≧∀≦)
確かそんなように言われたように記憶してるだけですので、間違ってたらすみません。
 
 
点滴なようなものを入れられた記憶があります。
 
 
さあ、この処置がこの夜に起こる恐怖の珍事件に繋がるとは、この時は知る由もなかったのでした・・