下肢静脈瘤と共に歩んできた男の日記

20歳の時に下肢静脈瘤になり、手術も数回経験した50歳男です。下肢静脈瘤になっての経験や、病気の特徴などを調べたことをマテめていきます。

病院の壁がちに染まる・・

血管増幅剤(仮)を投与されたあとは、病室でのんびりテレビを見たり、質素な夜ご飯を食べたりと、まったりした時間を過ごしていました。
 
 
しばらくすると、看護師さんが来て
 
「明日手術したら、しばらくお風呂に入れなくなるから、今日はゆっくり身体を洗ってくださいね〜」
 
とのことでした。
 
 
 病院に備え付けられている割と大きめのシャワールームにて、入念に身体を洗います。
 
明日からはしばらくはお風呂とかシャワーに入れないかと思うと、なんだか感慨深い時間です。
 
昼間に剃られた自分の下半身もなんだか変な感じ!と思いながらシャワータイムは終了です。
 
 
 
そして脱衣場所にて身体を拭いていた時にその珍事件は起こりました。
 
 
 
濡れた身体を拭いている時に、ふと気づくと自分の右側の壁が血のようなもので汚れていました。
 
 
しかもよく見ると、過去の血痕ではなく、生々しい新しい血痕です。
 
 
さらによくよく見ると、現在進行形で血しぶきが壁にかかっていて、どんどん壁の血痕が広がっているではありませんか!
 
 
ちょっとしたホラーですやん\(^^)/
 
 
軽く恐怖を感じながら冷静に考えると、壁に向かって血しぶきを吹きかけてるのは、僕自身でした!
 
 
なんと、僕の左足くるぶし内側の、傷のように膿んでいた箇所から、血が右側の壁に向かってマンガのように吹き出しています。
 
 
まるでホースに開いた小さな傷穴から、水がプシューッと吹き出してる、そんなイメージです。
 
 
えらいこっちゃ〜〜!と軽くパニクりかけましたが、慌ててバスタオルで傷口を抑えながら、お風呂場に設置されていた非常電話で看護師さんを呼びました。
 
 
看護師さんも驚いていましたが、そこは冷静に処置して頂き、傷口をガーゼやらなんやらで抑えてもらい、さらになんの点滴だかわかりませんが、その夜は割と長めの点滴をしてもらった記憶があります。
 
 
おそらく、明日の手術に向けて夕方に打ってもらった血管増幅剤(仮)の影響で、もともと下肢静脈瘤が原因でボロボロになっていた血管が悲鳴をあげて、一番弱っていた左足のくるぶし内側の傷から破れたのでしょう。
 
もちろん大事には至りませんでしたし、次の日にはどっちみち切り取ってしまう、弱って傷んでしまった血管なので問題ありません。
 
 
ただ、今思い返しても、脱衣場所の白い壁が血しぶきに汚されていく光景は、我ながらびっくりホラーでした\(^^)/
 
 
 
そんな珍事件もあった入院初日ですが、明日はいよいよ手術です。
 
人生初手術に緊張感いっぱいの夜だったことは言うまでもありません。